NSLアカデミーで展開されるプログラムは、NSLトレーニングを受講した大学生・社会人が≪自らの競技経験+スポーツ心理学フレームワーク≫を盛り込み、フェローの競技生活におけるリアルな成功や失敗経験元に構成されたアクティブラーニング形式のワークショップになっています。ここでは実際にNSLアカデミーで実施されているプログラムの一部をご紹介していきます。
◆テーマ:『緊張する試合・プレッシャーのかかる試合への臨み方』
◆ポイント:大事な試合で力を発揮するための考え方(個人としてチームとして)
高校最後の試合は団体戦。自分が勝てばチームの勝ちが決定し、自分が負ければチームの負けが決定する状況で、チームの命運を託されたのがこのプログラムを制作したフェローでした。
「体が動かない、何も考えられない、どうしたらいいかわからない。」
極度の緊張状態に陥り、正に頭が真っ白になったそうです。自分にとっても最後の大会、そしてチームを引っ張るキャプテンとして、チームのために絶対に勝ちたいという思いが溢れ、それを考えれば考えるほど動けなくなる悪循環。結果、力を全く出せず負けてしまいました。自分に対する悔しさ、情けなさ、チームに対する申し訳なさでしばらく落ち込んでいたそうです。
しかしもう一度立ち上がり、その悔しさを胸に大学でも体育会に入部。毎日の練習に打ち込み努力する中で、決意を持って試合に臨みますが、また緊張し体が思うように動かず、何を考えていいのかもわからず、悩みは解消されず。練習ではそのような状態にはなろうと思ってもならないので、コートでの練習が無意味に思える時も。。。
そんな時に学んだのが、試合中にベストなパフォーマンスを引き出すための目標設定の仕方でした。
このフェローはNSLアカデミーのプログラムの中で、学生の時に学んだ試合中の『目標設定の方法』を詳しく伝え、参加者の中高生同士、またフェローとコミュニケーションを通じて自分にとって効果的な目標設定はいったいどのようなものなのかを明らかにします。
「試合中に自分がどんな状態になっても、考えるべきことがクリアになったから不安とか迷いがなくなった。いきなりうまくなるとか、いきなり勝てるようになるというわけではないけど、その日のベストが尽くせている納得感。後悔がなくなった。」
この考え方を高校の最後の試合の時に知っていたら、、、と思うこともあったそうです。
中高生の部活動に一生懸命頑張るみなさんも、大事な試合で緊張から思うようなプレーができず悔しい思いをした経験があるのではないでしょうか。このフェローのプログラムはそんな課題を持つみなさんにとって解決の糸口となる「考え方・心の持ち方」を学ぶことができる内容です。
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NSLアカデミーでは、このようなフェロー自身のスポーツ経験とスポーツ心理学のフレームワークを学びスキルに変えるプログラムを実施しています。部活動やクラブチームで受講をご希望の際には、お問合せフォーム(www.nsl-j.com/contact)から必要事項を明記の上ご連絡ください。
■NSL公式HP www.nsl-j.com
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